無名異焼の技についての説明

無名異焼(むみょういやき)を聞いたことがあるという方も
朱泥の無釉焼締陶と言うイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、無名異の土の素材を生かした「練上手」や「窯変」などもあります
無名異焼の最高技術保持者(人間国宝)である伊藤赤水氏
の作品(下記写真)はその代表的なものといえます
無名異焼は無釉焼締陶だけではなく施釉陶や絵付けの施された器
なども数多く作られていてその種類も多種多様で個性豊かな作品
が多くなってきたように思います
☆ 無名異焼のような伝統工芸で「技」とは伝統そのもだと感じます ☆
六古窯のような高度な技術ではなく、「伝統からなる技術」が無名異焼の技ではないかと私は考えています
現在の無名異焼は佐渡の色合いを表現した新しい様式の焼き物が次々と生まれてきています
その背景には、京都の貴族文化、江戸の武家文化、西国の町人文化などが渾然一体となって
育まれてきた「佐渡ヶ島」の歴史・文化の特殊性にあると思います
当然、無名異焼もそういった歴史・文化に裏打ちされた佐渡特有の感性が
重要無形文化財の指定に繋がったものなのかもしれません
| ■ 窯変(ようへん) 焼き上げる際に炎の当て方で色を変える。 炎に直接焼かれた部分は還元作用により黒くなり影となった部分は無名異の赤を描きます。 「炎の流れをあやつるのは、川に石を置き水の流れを変えるがごとく」と言います。 いったん窯に火を入れた後は、炎の意思だけに作品の美しさをゆだねます。 窯変は土質により全く違った表現をしてくれます。 無名異土の窯変はその微粒子性から幻想的な色合いを表現してくれます。 無名異焼窯元の多くが手がけています。 無名異の赤色と黒のコントラストが非常に美しい・・・。 | ![]() |
![]() . | ■ 練上げ(ねりあげ) 色の違う土を薄く伸ばし、丁寧に重ね合わせて色の層を作り乾燥した後に削りだすことによって複雑で美しい紋様を描きあげる 成型だけで、ひとつの作品に一ヶ月以上が必要な労作です。 収縮率の大きい無名異の陶土を練上げるのは非常に難しい土の管理が必要です。 紋様を描いている土の色が多くなればなるほど収縮率の違う土を多く扱うわけですから陶土を作るのも焼くのも非常に困難な作業と言えます。 これほど美しい景色が絵付けではなく、練上げによって作られたとは多くの方が想像できないと思います。 無名異焼窯元では「永柳修一氏」が用器を作成しています。 伊藤赤水氏は10色以上もの土色を操ります。まさに人間国宝ですね |
| 伊藤赤水(人間国宝)の作品収蔵 |
| 文化庁 ・ 東京国立近代美術館 ・ 国際交流基金 ・ 外務省 ・ 農林水産省 ・ 英国国立ビクトリア・アンド・アルバート美術館 ・ 米国バークコレクション 他 |
| ■■■ 店長のひとり言 ■■■ |
| 無名異の陶土収縮率(30%)を考えると、窯変・練上はもちろんのこと釉薬の調合 や絵付けなど全てが 難しい作業となります。 そんな中で現在の窯元は皆、日々次なる挑戦を続けています。 ちなみに私は無名異焼の練上作品が大好きです。 伊藤赤水先生は観賞用の美を追求されておられる方なので私の予算では手がでません(^^; 私の母が赤水先生の花紋練上が大好きなんです・・・でも・・・買ってあげられません(涙) 本当に小さな・・小さな・・器でもいいです。母にプレゼントをしたいな〜。 本当に素晴らしい作品なだけに・・・・。 いつかそんなやきものを作って頂き皆さんにもご提供できるかな?なんて考えています。 練上陶器が好きな私にはピッタリの作品が永柳修一氏の作品です。 数々の工芸展で入選・会長賞など受賞するなど精力的に活動している陶芸家です。 永柳工房の永柳修一氏の作品は用器も作成しており、とても優しい感じの陶器なので超お勧めです♪。 「練上げ」や「窯変」などは量産は出来ないと思います。それだけに作家・職人の想いを感じます。 そして、なにより自然の土の色はどんな豪華で綺麗な装飾より「心が落ち着きます」 長く使っても飽きないのが良いですね。(私は飽きやすい性格なものですから・・・・特に・・汗) |
















佐渡ヶ島の歴史と伝統文化が生み出しだ癒しと美の器 〜無名異焼〜



